登っている最中に「次、足どこだっけ!?」とか、「どっちの手で掴めばいいのー?」とか思ったことはありませんか?
迷いながら登っていると、後ろで見ている人たちにバレてしまい少し恥ずかしいですよね^^
迷いがなくオシャレに登っている人はカッコ良いです!そんな人は初めてのルートだってオブザベしたら登れたりします!
ここではボルダリングのオブザベについてご紹介していきたいと思います。
目次
オブザベーションとは?
オブザベーション(以下、オブザベ)とは日本語で「観察」という意味です!
これは新宿ロッキーというジムで撮った写真ですが、入念に観察していますね!
オブザベは、登る前にコースを確認することをいいます。それだけに留まらず、ホールドをどうやって持つか、どこに足を乗せるかまで事前に考えておくこともオブザベの一部になります。
では何故このオブザベがボルダリングに必要なのか、ご紹介したいと思います。
オブザベのメリット!
逆にオブザベをしないとどういうことが起きるかを考えるとわかりやすいかもしれません。
・登っている最中、次のホールドがどれかわからない!
・登っている最中、右手から出そうか、左手から出そうか、手順を考えていたらスタミナが切れて力尽きてしまう!
まぁ簡単にいうと、登っている最中にやっていることを登る前にやるということです。
ではメリットはなんでしょうか。やはり以下の2点が大きなところです。
①少ないトライ数で登ることができるので、体力が温存できる!
→たくさん登りたいけどスタミナなくなってまた後日というパターンが多いかもしれませんが、オブザベをすることで1日にクリアできる課題数が劇的に増えます。
②事前にオブザベを行っておくと余計な酸素が奪われない!
→どういうことかというと、登っている最中に手順を考えているようだと頭に酸素を使ってしまい、腕や足に酸素が供給されない。些細なことかもしれませんが、ボルダリングは1ミリ違うだけで登れたり登れなかったりすることがありますので覚えておいてもいいと思います。
オブザベのデメリット!
オブザベを考えすぎてなかなかトライしない人がいますが、時にはトライして得ることもあります。あまり考えすぎるのも注意が必要です。
あまりデメリットというデメリットはありませんが、強いていうなら、オブザベに時間をかけてしまうとコンペ時の制限時間がなくなってしまうことくらい。
オブザベの練習方法!
①ルートに登場してくるホールドを覚える!
まずはルートに登場してくるホールドを覚えましょう!スタートやゴールはもちろんのこと、途中にあるホールド全てです。これを取りこぼしてしまうと課題が難しくなってしまうので一つ残らず頭に入れときましょう。
あとよくありがちなのが、オブザベした時に見る景色と、登っている最中に見る景色が違うので注意が必要です。ホールドによっては隠れて見えなくなってしまうこともあるので、事前のチェックが重要になってきます。
②手順を考えよう!
次に手順を考えましょう!右手で取りにいくのか、それとも左手で取りにいくのか。左右の手をクロスさせるのか、両手で持つのかなど。手順はいろいろあります。よくあるのがホールドだけを覚えてトライしてしまうこと。ホールドのどこを持てば持ちやすいか考えるようにしましょう。
例えば写真の課題だと、初手は左にあるホールドを取りにいきます。ただし左手まで距離があるので右手と左足を利かせて取りにいくのかぁとかオブザベの段階で考えます。左手が取れてしまえば足を入れ替えて〜とか経験していくとわかってきます。
③足の置き場を考える!
最後に足の置き場を考えましょう!足場がないときはヒールを使ったり、トゥを使って対応します。
例えば写真の課題だと、さらに左の方に足の置き場がないので右足トゥを使って右手を離そうとしています。これに気づかずゴールまでいって何回もゴール落ちしてしまうと幾ら体力があっても足りません。オブザベを続けてれば、ゴール落ちしそうだぁっていうのもオブザベ段階でわかってくるようになるの安心してください。
※参考までに、答えとはいきませんが実際に登ったときの動画です。
これはフィッシュ東陽町店で撮った動画。課題はノースフェイスカップ大会の課題になります。
以前にフィッシュアンドバード東陽町で登った時の動画。グレードは紺2級で、ノースフェイスカップ2018のDiv4/Div3課題。#ボルダリング #ノースフェイスカップ2018 pic.twitter.com/T2r5s3ABar
— ボルだまる (@boul_daruma) March 18, 2020
まとめ
オブザベをしっかりやったとしてもホールドが思ったより遠かったり、持ちにくかったりすることがあるかと思います。自分のテクニックが足りていないこともあるので、ムーブの引き出しを増やしつつオブザベをしっかりやっていきましょう!
オブザベして自分が考えた手順で登れたりするとそれが糧になります。その経験を少しずつ増やしていってオブザベの精度も上げていくと良いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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