ボルダリングのムーブの中でも格好良く見えるムーブがランジですね。
ランジが苦手な人でも練習すればできるよう、実体験をもとに動画と写真でご紹介していきたいと思います。
目次
ランジとは?
ランジとは、次のホールドに飛びつくムーブのことをいいます。
この動画は、B-PUMP荻窪店の4級課題で登場してきたランジです。
左手で取りにいく際、右手は残って、両足がブラブラの状態になります。ちなみに左足がホールドに残っているとデッドポイントというムーブになります。なのでこの場合、リーチのある人は足が残るとデッドポイントになります。
それでは、ランジのコツをご紹介したいと思います。
ランジのコツ!
ランジのコツを写真を使ってご紹介します。重要なポイントを5つに絞ってみました。
・しっかりタメを作る!
・壁に沿って飛ぶ!
・残っている手を使う!
・飛びすぎない!
・肘を曲げる!
それでは詳しくみていきたいと思います。
・しっかりタメを作る!
膝を曲げて腰を落として、しっかりとタメを作ります。タメを作った分だけ、飛ぶときのエネルギーに変わります。物理的にいうと、位置エネルギーが運動エネルギーに変わるといったところでしょうか。この時に、視線は取りにいくホールドに狙いを定めるといいです。
・壁に沿って飛ぶ!
壁に沿って飛びましょう!言葉では簡単に言えますが、これが非常に難しい!そして非常に大事になってきます!地道な練習が必要なので、ここではポイントだけ抑えてください。
ランジは掴みにいく手に意識がいきがちだけど、実は踏み切る足が大事!飛ぶときに結局どの方向に対して蹴っているかが鍵になります。壁から遠ざかるように蹴っていれば壁から離れてしまうし、壁になるべく剥がされないように蹴っていれば壁から離れません。もちろん足だけでは壁から剥がされてしまうので、手をつかって壁から剥がされないように引きつけます。
この写真だと、ギリギリまで上に立つような感覚で左足に乗っています。極端にいったら足を残すくらいの気持ちで蹴るイメージです。左手さえ取れてしまえば、左足が切れても問題ありません。
・残っている手も使う!
残っている手も使いましょう!この写真だと見えてなくてわかりにくいかもしれませんが、体が振られないように右手はしっかりホールドを掴んでいます。
残っている手は、主に振られるのを抑制する効果ですね。この手が残るのと残らないとじゃ全然違います。もし残っている手も離れてしまうような場合は、壁に手を添えれるか検討してみましょう!
・飛びすぎない!
これはあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、飛べるようになってくると飛びすぎてしまうことがあります。飛びすぎた分、体が振られて制御するのに体力を使いますので気をつけましょう!
・肘を曲げる!
ただしホールドを取りにいった際に、肘が曲がるくらいの余裕はあった方が良いです!肘が伸びている状態だと、勢いが強すぎてクッションになりません。肘が曲がっていれば伸縮することによって、勢いを調整することができます。
サンプル動画だと肘が伸びきっていますが、これはよくない例です。この時はパツンパツンで耐えるのがギリギリでした。
ランジができる人!
そもそもランジができる人は、これらのコツを無意識にやっています。
できない人は意識して、何回もチャレンジする必要があります。苦手なものから遠ざからず、繰り返し練習していれば必ずできるようになります!少しずつ壁との溝を埋めていってください^^
それでは、ランジの練習方法についてご紹介したいと思います。
ランジ上達のための練習方法!
ランジの練習方法についてご紹介したいと思います。
①地ジャンで練習!
地ジャンとは、地上からのジャンプのことです。マットの上からホールドに飛びついてぶら下がる練習ですね。持ちやすいホールドで試してみましょう。飛びつく方の手だけでなく、残す方の手も意識してみてください。
②まずは近いホールドで!
ホールドに足を乗せて、近くのホールドに飛びついてみましょう。あくまで練習として、自分だったら届きそうなくらいのホールドを見つけて創作してみてください。それができたら少しずつホールドを遠ざけていきます。この時に壁から剥がされないような感覚を掴んでください。足が切れるくらいのところまできたら、それはもはや立派なランジになります。
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まとめ
ランジができるとカッコいい反面、怪我にも繋がるのでトレードオフですが、怪我のないようにしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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